猫好き信者の極楽浄土、猫猫寺へ行ってきた

猫猫寺グルメ・お土産
猫猫寺(にゃんにゃんじ) 「猫」をご本尊とした世界初の本格的寺院型テーマパーク

比叡山を望む山麓、八瀬の里中に猫好きの間で話題となっているお寺があります。その名は猫猫寺(にゃんにゃんじ)。招喜猫宗(まねきねこしゅう)の総本山として大日猫来(だいにちにゃらい)をお祀りしている、猫好きの極楽浄土が体験できる大変ありがたいお寺です。
敬虔な猫信者のにゃんこは、死ぬまでに猫猫寺にお参りしておかないと「にゃんこ」の名が廃ります。そこで猫アレルギー持ちのPontaを引き連れて猫猫寺へ行ってきました。

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猫猫寺へのアクセス

猫猫寺へは、叡山電鉄八瀬比叡山口から徒歩20分、京都市内からのバスでは最寄りのバス停 京都バス  神子ヶ渕(みこがふち)から北向き徒歩2分。京都駅から17・18系統バス、国際会館駅からの19系統、四条河原町からの16系統バスが出ています。

猫猫寺周辺のようす

猫猫寺の入り口には、青い看板が道路に面した塀に掲げられています。駐車場も広く車もゆったりと停めることができそうです。停まっている車を見てみると京都ナンバーだけでなく他府県ナンバーも多く駐車してあり、遠方から参拝しに来られているようです。
駐車場の奥に峠の茶屋のような日本家屋が見えます。軒先に腰を掛けてお茶を飲んでほっこりとするのにも良さそうな感じです。ガラス張りの窓の奥には猫を描いた絵や猫の置物などが並んでいました。

玄関に向かうと入り口に招喜猫宗 総本山 猫猫寺 と書かれた表札が掲げられています。提灯や幕、ポスターや置物など、すべてが猫になっており、この扉の向こうに猫好きの極楽浄土の世界が広がっているようです。

猫猫寺の中のようす

意を決して中に入ると受付カウンターが正面にありました。そこには受付台とメニューが置いてあります。そしてカウンターの上には御朱印が置いてあります。カウンター横の柱には、猫の首からぶら下がった呼び鈴があり、それを鳴らす前に奥から「いらっしゃいませ」と声がして受付の女性が出てこられました。

笑顔で愛想良く受付を対応してくれる女性から「初めてお越しですか?」と尋ねられ、初めての訪問だと伝えると、住職は12時に来られること、奥は自由に見て回って構わないこと、写真は好きなだけ撮っても良いこと、食事を希望される場合は奥の部屋で声を掛けてほしいこと、襖は閉めてほしいことなどの案内をしていただきました。

猫猫寺 雑貨スペース

靴を脱いで上がらせて頂くと、左手には雑貨スペースの部屋になっています。猫猫寺では、ハンドメイド制作の犬・猫グッズの委託販売をされているそうです。いろいろなグッズが陳列されており、猫を題材とした作品の多さに目を見張ります。作品群のなかには羊毛フェルトで作られた猫があり、本物の猫と見間違えてしまい一瞬ドキッとしてしまいました。

猫猫寺 ギャラリー

猫猫寺には、猫作家・加悦雅乃の作品を展示するギャラリーが併設されています。説明によると猫を題材に様々なアート作品を制作し、17歳の時に世界的に評価の高いパリの絵画公募展に最年少入選を果たしたアーティスト。猫猫寺のオーナーの息子さんなのだそうです。
猫を題材にした独特の世界観、自由奔放な作風で非凡さを伺わせる作品がずらりと並びます。

襖にもずらりと猫の絵

各部屋を仕切る襖にもずらりと猫の絵が描かれています。襖をキャンパスに様々な表情の猫たちが、猫猫寺に参拝した信者たちを取り囲みます。
京都の寺社仏閣を訪問すると、狩野派や琳派などの襖絵を見る機会がありますが、猫猫寺の襖絵もそれらの伝統を踏襲しながらも現代的な手法で表現し、新しい世界観(猫たち世界)が形成されています。これらの襖絵は猫(にゃん)派の代表作として語り継がれることになるかもしれませんね。

その他のオブジェ、作品など

他にもいろいろな猫に関連の置物や作品などが展示されていました。猫の置物や招き猫、猫達磨など猫グッズが溢れています。

いよいよ仏間へ

猫猫寺の奥の間に仏間(カフェ)があります。襖を開けて奥へ入ると大日猫来像が安置されています。仏壇の横には猫住職の着ぐるみが立っており、猫の被り物をして記念撮影などができます。猫住職の被り物は、希望すれば被っても良いそうです。壁には代々の住職の写真が掲げられており、今日お勤めして頂くのは若(わか)住職なのだそうです。

見習い住職たちがお出迎え

私たちが仏間に入ったときには、小さな2匹の見習い住職たちがお出迎えしてくれました。
「はな」と黒猫の「くりん」です。2匹とも人懐っこくて好奇心が旺盛、猫じゃらしでいっぱい遊んでくれました。くりんちゃんの尻尾は鍵尻尾なのが特徴、鍵尻尾の猫は幸運を引っ掛けて持って来てくれるそうですよ。2匹の愛くるしい若住職たちと戯れながら、お昼ご飯を頂戴することにしました。

猫要素がたっぷりのランチ

机の上にはカフェメニューが置いてあります。
お食事メニューは、特製湯葉どんぶり(1,500円)と猫まんまどんぶり(800円)、そして猫猫寺カレー、サラダ付き(1,000円)があります。あいにく猫まんまどんぶりは売り切れだったので、2人は湯葉どんぶりとカレーを注文することにしました。

料理を待っている間も見習い住職たちが私たちの周りを行ったり来たりしておもてなし?をしてくれますので、待たされている気がまったくありません。なんなら、ずっとこの部屋に居たいくらいの気持ちになります。
お昼ごろに近づいてきたので、参拝に来られる猫信者の方々が続々と入ってこられ、見習い住職たちに挨拶をしています。住職たちの顔を見た途端に信者の方々の顔に笑みが溢れます。

特製湯葉どんぶり

どんぶりの上に湯葉が敷かれており、お味噌汁と漬物が添えられています。猫の醤油さしの中にはお出汁が入っており、好みでどんぶりに掛けていただきます。どんぶりやみそ汁には、猫の型に切られた人参や豆腐が乗せられていて、見た目も可愛いどんぶりです。
生湯葉には大豆の甘みが凝縮されていて、ご飯によく絡み合います。あっさりとした味わいで贅沢な気分を味わうことができました。
器も箸にも猫が描かれていて、箸置きも猫。お膳の上には猫がいっぱいです!

猫猫寺カレー

続いて運ばれてきたのが猫猫寺カレー。雑穀米にかけられたカレーの中に猫のチーズが乗っています。サラダに入っている人参も猫でした。
カレーには軟らかく煮こまれた肉がいっぱい入っています。とても柔らかく煮こまれた肉だったので口の中で溶けてなくなりました。とても手間が掛かっているカレーですね!辛さもマイルドな味付けです。カレーを注文した際にはガラスコップに水を入れて持って来てくれましたが、お湯飲みとガラスコップにもかわいい猫が描かれていました。

お手洗いの中にも猫

お手洗いをお借りしました。お手洗いの中にも猫がいっぱい、猫猫寺の中にいると視界から猫が見えなくなることはありませんね。

若住職の登場

12時を迎えましたので、黒い法衣を来た若住職が来られました。私たちも食事の手を休め、若住職からのありがたい法話を拝聴することに。
若住職は、信者たちが座る机の周りをゆっくりと廻りながら一人一人に挨拶をしているようです。見習い住職の2匹と比べ貫禄があり、堂々とした風貌です。その様子を2匹の見習い住職たちもソファーに並んで座りながらじっと見つめていました。
信者の方々も、若住職が近くに来ると四つん這いに平伏しながらカメラを向けています。
若住職のありがたい法話を聞くことができて、信者の方々も幸せな時間を堪能しているようです。
猫猫寺は、猫好き信者の極楽浄土と言っても言い過ぎではないですね!

猫住職たちのお勤め日は、猫猫寺のHPに掲載されていますので、お越しの際にご参考にして下さい。

こんな素敵な場所、猫やっててよかったわ~

鼻がムズムズ…猫アレルギー

それでよく猫と結婚しようと思ったね?

まさか、猫が虎に化けるなんて…

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