金戒光明寺の紅葉ライトアップ

金戒光明寺イベント
紅葉に染まる金戒光明寺の山門に続く階段

「そうだ 京都、行こう。」の2019年のキャンペーンで取り上げられ、全国的に話題の観光名所となった金戒光明寺、黒谷とも呼ばれています。そこは浄土宗の格式高いお寺であるだけではなく、幕末の舞台にもなった歴史にも縁の深いお寺です。金戒光明寺でも秋の特別拝観として紅葉のライトアップが行われているとのことなので、晩秋の紅葉を観に行ってきました。

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金戒光明寺へのアクセス

金戒光明寺へは、京阪電車より神宮丸太町駅から徒歩30分ほど、丸太町通りを東に進み、岡崎通りの交差点にて「金戒光明寺(黒谷)」の案内看板が掲示されていますので、案内に沿って住宅地の中を歩いていきます。車での来場の場合は、境内にはコインパーキングがあります。

金戒光明寺の周辺のようす

金戒光明寺に続く住宅地の道を歩いてみると、道のつき当たりに金戒光明寺の門(高麗門)が見えてきます。門の向かいには交番があり、夜間の訪問でもちょっと安心。高麗門の柱には、「大本山 金戒光明寺」の掛札の対となるように「京都守護職本陣」と書かれた掛札が掲示されていました。
歴史に疎いにゃんこが「京都守護職って何?」とPontaに聞いたら、黙って向かいの交番を指さしていました。昔の警察署みたいなところだったのでしょうか?

門をくぐって参道を進んでいくと、左手に大きな山門が見えてきました。知恩院で見た山門と同じくらいに大きくて迫力のある山門です。参道の右手にはコインパーキング場があります。1時間400円で駐車できるようです。
山門へは階段を上がって進んでいきます。山門の途中にも紅葉があり、そこで写真撮影している方も多くおられました。

金戒光明寺 紫雲の庭の紅葉

金戒光明寺の境内に入り、御影堂に進みます。御影堂では吉備観音と中山文珠の拝観ができます。紅葉が楽しめる紫雲の庭へは、御影堂から拝観券を支払い。御影堂から連なっている建物(大方丈)などにある展示物等を拝観しながら順路に沿って紫雲の庭へ向かうようになっています。

大方丈の間には法然上人を描いた掛け軸や襖絵などが展示されており、学芸員か大学生のアルバイトの若い女性が展示物の説明をしてくれていました。大方丈虎の間には、2面に虎が描かれた襖があり、その一つの襖絵に描かれた虎は、見る角度によって太ったり痩せたりします。
そしてもう一つの虎が描かれた襖絵には、ちょっと驚く仕掛けがしてありました。案内スタッフの女性が、襖の縮小モデルを使って説明してくれます。(御影堂から大方丈の内部では写真撮影できませんので、実際に見て体験してみてくださいね)

大方丈の展示物を見終わったら、順路に沿って歩いていけば紫雲の庭へ続きます。脱いだ履物を履き直して紫雲の庭に入らせて頂きました。

紫雲の庭は、中央に池を配し、その周りに植えられた木々草花を鑑賞する回遊式庭園になっています。池の水が鏡面となってライトアップされた紅葉が二重に映し出されて幻想的な光景が広がります。
この紫雲の庭は、法然が過ごした3つの時代「幼少時代 美作の国」、「修行時代 比叡山延暦寺」そして「浄土開宗 金戒光明寺の興隆」を表現しているそうです。昼に来ると見える景色もきっと違うことでしょうね。

アフロ大仏

金戒光明寺にはもう一つ、アフロ大仏と呼ばれる大仏さまがおられて名物になっています。三重塔へ向かう参道の途中にひっそりと佇んでいる大仏さま。正式なお名前は「五劫思惟阿弥陀仏」で人々を救うために気の遠くなるような長い時間の修行の末に阿弥陀仏になった仏様の「気の遠くなるような時間」を髪の毛が伸び切った姿で表現されて作られたものなのだそうです。江戸時代に作られたものらしいので、当時に大仏さまを作られた人がアフロヘアを知っている訳ではないでしょうけど、どうみても「アフロヘア」に見えてしまいます。でも、とてもありがたい大仏さまのようですね。

平安時代から江戸時代、そして幕末の舞台となった場所

金戒光明寺を訪れて、いろいろな人物の名前を見つけることができました。浄土宗開祖の法然から始まって、豊臣秀頼、江姫、春日局、そして幕末の新撰組との関係など、あまり歴史を知らない人でも一度は耳にしたことのある歴史上の人物たちが関わったことがある場所だということがわかりました。歴史が好きな方ならば、それ以上に楽しめる場所なのかもしれませんね。

金戒光明寺、ここには源平合戦で敵とは言え我が子と同じ年頃の平敦盛を斬首した熊谷直実が武士を辞めるために鎧を脱いで出家した場所。そして時代は流れ、武士になりたくて集った近藤勇ら新撰組が松平容保公に拝謁した場所。時代を超えて真逆の思いが交差した場所なんだ。

またPonta歴史うんちくが始まった~!

徳川3代将軍後継争いとなった家光と忠長、兄弟の生母の江と家光の乳母の春日局。自らが育てた忠長を溺愛する江と家光の育ての親の春日局との間で女の闘いがあったんだ。その戦いは春日局に軍配が上がり、先に亡くなった忠長と江のために春日局が追善供養として供養塔を建てた、そして春日局の供養塔も2人の横に並んでいる。因果の強い場所だよ…。

紅葉に集中できな~い

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